簡単にあらすじを紹介すると
春、出会いの季節。新学年になり期待と不安で入り混じる心境の主人公良。
教室に入って見るとかわいい女の子がいた。
仲良くなれそうだと思ったが初対面で痴漢扱いしてきた。
それが高峰理沙との出会いだった。
みたいな感じですね。
その後もヒロインの理沙が主人公のことを「変態さん」や「痴漢さん」等と呼んでいて
ある意味Mの人にはご褒美といえる展開で個人的にはニヤニヤしてしまいますね。
喧嘩するほど仲が良いといいますが悪口をいいつつもじゃれ合っているのが微笑ましいんですよね。
悪口を言い合う関係なんですがそんな二人をくっつけようと
理沙の小学校からの付き合いである春名と圭介が4人で海に行くことを提案して
「ダブルデート」のようなことをすることに。
夜の海岸でちょっと仲が深まったようなそんな感じに……。
こんな感じで序盤では出会い、中盤ではデートイベントと調子よく進んでいきます。
終盤で不良がやってきてどうのこうのってシーンがあります。
これが急展開という意見もありますが、個人的にはそんなに気になりませんでした。
むしろ最後の最後で纏まったと思います。
タイトルにも掛かっていてこの伏線回収は良かったのではないかと。
確かにもう少し含みを持たせてから伏線回収したら自然だったようには思います。
選択肢がありますが、それは必要なかったように感じます。
BAD ENDの悲しい感じが水を差すような気がしました。
後味の悪さが際立ってしまってた感があります。
なので一本道で良かったのではないかと
あと細かい所ですが文中に「一度目は~」というところと「2度目は~」というのがあって
統一感がなかったのがほんの少し気になりました。
ちょっとしたシステム面についてですが、
このゲームは文章が表示される部分が暗くなっていて、白文字で表示されるタイプですが
文字が縁取りされていて見易いと感じました。
この作品は作者さんの処女作のようですがうまく短編として纏められたのではないでしょうか。
今後に期待です。